睡眠導入剤アモバンの効果

アモバンは1989年に発売された非ベンゾジアゼピン系の睡眠薬です。成分はゾピクロンで、服用後は15~20分で効果の現れる入眠作用の強いものになります。アモバンには、不安な気持ちを和らげる抗不安作用も含まれており、不安や緊張感をほぐす作用も睡眠誘導の助けとなることがあります。

不眠には大きく分けると2つのタイプがあります。一つ目が「寝付けない事」で、これは「入眠障害」とも呼ばれます。そして二つ目は「すぐに起きてしまう事」で、これは「中途覚醒」と呼ばれます。一般的には入眠障害には超短時間ー短時間型、中途覚醒には中ー長時間型の睡眠薬が適していると言われています。アモバンは超短時間型ですから、「寝つけない」という入眠障害の方に向いています。反対に、4時間で効果が切れてしまうので中途覚醒を改善するのには向いていないと言えます。

アモバンには即効性があります。飲み続けているとジワジワ効いてくるようなお薬ではなく、薬を飲みはじめたその日から効果が期待できます。眠れないのはつらいので早く抜け出したいですよね。また、睡眠薬の半減期をみれば作用時間を予測することができます。アモバンは半減期が短いので入眠障害に有効です。中途覚醒にはあまり効果が期待できません。

アモバンは睡眠だけに作用するように作られていますので、筋弛緩作用や抗不安作用がわずかです。このため、ふらつきなどの副作用が少ないです。転倒などが怖い高齢者の方にも使いやすいお薬です。また、作用時間も短いので翌朝の眠気なども少ないです。寝付きが悪い、入眠障害の人に最も適していますので寝る直前に服用が望ましいです。